周光族
解説と補足
この“光”は“月光族”の“光”と同じく、「何一つ残っていない」ことを指し、“周光”で「一週間で月収を使い切る」ことをいう。
“月光”は毎月収入を使い切ることをいうが、“周光”は毎週の収入ではなく、月収を使い切ることをいうところが微妙に異なる。もっとも、現実問題として毎週月収分のカネを使い切ることは、親のすねをかじりでもしない限り不可能である。“周光”は特定の週、一般には長期休暇の一週間で月収を使い切ることをいう。
中国では春節と国慶節が丸々一週間の休暇となるが、長期休暇はやれ帰省だとか同級生の結婚の御祝儀だとかで、何かと出費が嵩むのだ。
もちろん、このような半ば強制的な出費ばかりではなく、旅行やレジャー、長期休暇のセールなどで浪費してしまう者も多い。中国ではまだ消費者金融が普及していないので、結果として待っているのはクレジットカードのキャッシング頼みの生活となる訳である。