菜奴

中国語新語

菜奴(cài nú

日本語訳

野菜の高騰に苦しむ人(※解説参照)

解説と補足

住宅ローン地獄に苦しむ“房奴”、自家用車ローン及び車関連出費に苦しむ“车奴”など、近年数々の“奴”が生まれてきた中国社会に、また新たな“奴”が誕生した。それが“菜奴”である。

昨年、特に下半期に目に見えて上昇したのが農産物価格。不動産価格の高騰は、住宅を買わなければあまり関係のない話だが、食品、特に原材料分野の価格高騰は、貧困層と中産階級のフトコロを直撃することとなった。

それに対して個人でできる対策として、夜間に買い物をするとか、雨の日は前日に買いだめしておくとか、あまりおしゃれをして買い物に行かないようにするなどの低額購入バイブルがまことしやかにネットなどで流れている。

ちなみに政府は生鮮野菜輸送貨物車の有料道路通行料を免除するなどの価格抑制対策を実施し、ある程度価格の押さえ込みに成功している。かねてから有料道路の高額通行料が問題視されてきたが、この度野菜価格の高騰で、改めて通行料の高額ぶりが浮き出される結果となった。

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