剩斗士
解説と補足
“剩斗士”の“剩”は剩女“剩男”の“剩”で、言葉は悪いが、結婚できない「残り物」の男女のことを指す言葉で、日本でいうところの「負け犬」に近い表現だ。
“斗士”はいわゆる闘士であるが、結婚をめぐって闘う残り物の“男”“女”たちを“剩斗士”と読むのは、実は「聖闘士」にかけている。
そう、『聖闘士星矢』である。この漫画は中国でも人気を博したのだが、中国語の聖(圣)は“剩”と発音が同じ、となれば、おなじみの諧音(発音が同じか、近いこと)で、“圣斗士”にかけて“剩斗士”というわけである。
そうなれば、漫画よろしく“剩斗士”もクラス分けされ、“青铜剩斗士”から“黄金剩斗士”まで、その年齢に応じて称号が与えられるらしい。
当事者としてはいい迷惑な話のような気もするが。