域奴
解説と補足
ドメインは中国語で“域名”という。有名企業や有名人に関するドメインを先行取得して、当事者に高値で売りつける“域名投资”(ドメイン投資)が一時期中国でも流行した。中国ドメインである「.cn」系は後発だったこともあり、先行の「.com」ドメインなどで高値がついたドメイン名の争奪戦が発生したのだ。
その時に抱え込んだ大量のドメインの処理に悩む投資家が増えている。ドメインの維持費は安いものなので、売り手がつかないドメインをズルズルと抱え込んでしまうのだ。この手放すには惜しいが、いつまで待っても売り手がつかず、維持費だけ払い続けるというもどかしさが“奴”に通じるのだろう。
ちなみに“玉米”(トウモロコシ)の発音が“域名”に近いため、俗に“域名投资”を“煮玉米”、ドメイン投資家を“玉米虫”という。ドメインに群がる投資家の姿をトウモロコシに群がる害虫になぞらえたこの表現は真に秀逸だ。