赖校族
解説と補足
“毕婚”して玉の輿就職するにせよ、その他の手段で“曲线就业”をするにせよ、まだ出口がある学生は幸せなのかもしれない。
就職先が見つからず、実家が農家や地方都市にあり、帰るにも帰れず、にっちもさっちもいかない学生も少なからずいる訳だが、このような学生の中には、開き直って大学の寮に居座ってしまう者もいる。それがいわゆる“赖校族”である。
日本のそれとは異なり、中国の大学では寮生活を送るのが基本であるのだが、一般の賃貸と比べ住居費は断然安上がりになるので、離れるに離れられないという訳なのだ。
ただ、一言で“赖校”と言っても、その背景にはいろいろなパターンがあり、就職後も大学の雰囲気が好きで、空きベットを借りるケース、勉強をしなおすため学校の正式な許可を受けて大学に残るケース、大学院を目指して浪人を続けるケース、さらには恋人と離れ離れになるのが嫌で居座るケースなどもあるようだ。