草泥马拉个笔
解説と補足
最近中央系のメディアによる外資系企業バッシングが続いており、アップルやサムソンが血祭りに上げられているのだが、今度はスターバックスがやり玉に上がった。中国のスターバックスの価格が外国より高いことに噛み付いたのだ。
彼らのロジックは素人丸出しのコスト論なのだが、このバッシングを受けた際にスターバックスの“微博”(マイクログログ)に投稿された写真(右上の写真がそれ)が話題となっている。
一見するとキリンの飾りがついた鉛筆なのだが、このキリンは“草泥马”であり、“草泥马”の“笔”だから“草泥马拉个笔”とバッシングに反発しているのだ、と目ざとい人が読み解いたのだ。
“草泥马”は“Fuck your mother”の意味になる隠語、“马拉个笔”も「母の性器」を暗喩する表現となり、バッシングを行ったCCTVを“草泥马拉个笔”と罵っているのだ、という解釈になるらしい。
もちろん、これはネットユーザーの勘ぐりに過ぎず、スターバックスが公式に認めたわけではないのだが、非常に興味深い写真であるのは確かだ。スターバックスの微博担当者がこれを意識して投稿したとするならば、いいセンスと度胸を持っていると讃えたいものだ。