土豪

中国語新語

土豪(tǔháo

日本語訳

成金(※解説参照)

解説と補足

最近ネットを中心に大流行しているのが“土豪”である。日本語にも「土豪」という語彙があるように、言葉自体は古くからあるもので、「金持ちの地主」とか「地方のボス」を意味するものなのだが、今流行の“土豪”は「洗練されていない成金」というような意味になる。

元はオンラインゲームなどで金に糸目をつけないユーザーを指す、一種の「業界用語」だったのだが、後に禅問答をネタにした噺で、いわゆる成金が禅僧に如何にして幸福感を得るのかを尋ねたのに対し、禅僧が「土豪よ……友達にならないか。」と答えたものが大当たりして、中国の微博(マイクロブログ)で「土豪と友達になる」というつぶやきが繰り返され、「土豪のために詩を作る」運動が巻き起こり、あれよあれよという間に大流行語となったのだ。

このような言葉が流行する背景には、やはり貧富格差の拡大と、高度成長と不動産バブルによる成金層の出現という社会事情が存在するものと思われる。突然大金を手にした者が富をひけらかし、他者の反感を買うのはどこの国でもある話だが、これに加えて拝金主義の風潮が強い昨今の中国社会では、カネの力にモノを言わせる金持ちたちのやんちゃな行為が日々ニュースメディアを通して伝えられており、高度成長に取り残された底辺層の反発が強まっている。“土豪”という言葉にはそのような成金たちへの蔑視が込められているのだろう。

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Time:
2013-11-15