普相女
解説と補足
女性の社会進出については日本よりずっと進んでいると言われる中国だが、現実には男女差別は厳然と存在している。そして大氷河期を迎えている就職戦線となれば、女学生たちの就活事情がいかなるものであるのかは容易に想像がつくのではないだろうか。
加えて中国は外見を重視する傾向があり、募集要項の中に容姿に関する要求が露骨に書き込まれている場合も結構あるのだが、このような傾向を反映して生まれた新語が“普相女”である。“普”は“普通”、“相”は“相貌”の略で、平凡な容姿の女性をいう。
就職において不利であるとのことだが、真相のところは不明である。淘汰された求職女子が被害妄想でその原因を容姿に求めている可能性も否定できない。
ただ、現実に容姿について募集要項の中で言及されている以上、求職女子がそのように感じるもの無理はないのかもしれない。
韓国では就職対策のため整形手術を行うという話をよく聞くが、報道によると、中国でもそのような現象が出現してきているようだ。まぁ報道は誇張や偏向も多いので、話半分で考えた方が無難なのだが。