【暫定簡略版】中国語電子辞書比較2013 ワードタンクZ900 VS エクスワードXD-N7300

wordtankZ900
ワードタンクVSエクスワード
CASIO Ex-word XD-N7300RD

時は桜舞う4月。この記事を見ている人の中にはこれから中国語を始めるという人も多いのではないだろうか。

で、語学を始めると言えばまずは辞書、辞書といえば今や電子辞書、ということで、電子辞書を物色している人も多いのではないだろうか。

で、毎年この季節に電子辞書の優劣を比較するレポートを作っている。今年は今のところキヤノンが新しいモデルをリリースする気配がないので、暫定的にキヤノンの2012年モデルとカシオの2013年モデルを比較するレポートを作成しようかと思ったのだが、如何せんカシオの2013年モデルは2012年モデルに一つ学習コンテンツが追加されただけで、ほとんど変化がない。

これでは去年作成した2012年モデルのレポートとほとんど変わらないので、ひとまず例年の形のレポートは作らないことにした。

そんな訳で、中国語コンテンツ比較は2012年モデルのレポートを参照してください……で終わるのはちょっとさみしいので、一言だけ追加。

ワードタンクZ900はコンテンツ的には素晴らしいの一言なのだが、如何せん作り込みが甘い。詳しくはワードタンクZシリーズのレポートを見てもらうとして、キヤノンを選ぶか否かは、このZシリーズの欠陥を許容できるか否かにかかっていると言ってよいだろう。

カシオの方が無難なのだが、ワードタンクのあのコンテンツは非常に捨てがたい。用途にもよると思うのだが、反応速度に慣れることができるのならばキヤノン、サクサク感を重視するのならばカシオとなるのではないだろうか。

キヤノンは新作の度に驚きをもたらしてくれるのだが、ちょっとした不具合で評価を下げてしまうことも多い。一方のカシオはちょっとずつ改良するというスタンスなので、安定感は抜群である。

中国語モデルをその他多数的な扱いにしているカシオとは異なり、キヤノンには中国語電子辞書にかける意気込みを強く感じるので、個人的にはキヤノンの方が好きだ。応援したい気分させてくれる。

とは言っても、使い勝手が悪くては話しにならないのだが……

ちなみに、今年に入ってセイコーインスツルが無線LAN対応の電子辞書を出している。中国語電子辞書オンライン化の日も迫っているようだ。