中国語電子辞書キヤノンワードタンク2009年新作「V923」「V823」のヒミツ

4月です。春です。春と言えば電子辞書です。この季節には各社電子辞書が一斉に販売されます。なんちゃって中国語電子辞書ウォッチャーであるワタクシにとっては忙しい日々となります。

で、お約束のごとく、今年も新作中国語電子辞書のレポートを作成しました。まずはど中国語電子辞書の王者こと、キヤノンワードタンクシリーズから。

CANON wordtank V923

中国語電子辞書 CANON wordtank(キヤノン ワードタンク)V923

ここだけ(笑)ぶっちゃけた話ですけど、ちょっぴり期待ハズレですか。まぁそうそう毎年目新しい機能を追加しろ、というのは無理な話なんでしょうけど。

方言コンテンツが撤去されてしまったのはちょっと意外。一方のライバル、カシオエクスワードが2009年最新作で台湾語・広東語・上海語の3コンテンツを追加してきただけにその差が目立ちます。

コンテンツ的にはカシオに追いつかれてしまったと考えていいですね。まぁ、辞書コンテンツ的にはそれぞれに特徴があるので、一概には言えないのですが。機能面ではまだ上を行っているのですが。

CANON wordtank V823

中国語電子辞書 CANON wordtank(キヤノン ワードタンク)V823

一方の標準モデル「wordtank V823」は、なんかとんでもないことになってます。

上位モデルの「wordtank V923」と標準モデル「wordtank V823」、収録辞書コンテンツにそんなに大きな差がないんです。通常は標準モデルに収録されることはない中中辞書と中英・英中辞書が何気に収録されちゃっているんですね。

なんでそんなことをするのか……私の推測については上記リンク先のレポートを見てくだされ。

ある意味画期的なことなんですけどね。キヤノンさんのWEBカタログ上では見事にスルーしてます。まぁ、メーカー希望価格で一万円も価格差があるのに収録コンテンツの差がここまで小さいということをおおっぴらに言いふらすことはできないか。