アク禁?エキサイトブログまたまたNG in中国

ここ数日中国からエキサイトブログに繋がらなくなっているみたいです。ブログポータルのトップには繋がりますが、ブログアドレスとなるサブドメイン部分はすべてアウト。

エキサイトブログと言えば2005年、反日騒動がピークに達していたころにアク禁になったんですが、今回は毒ギョーザ絡みなんでしょうか。

エキサイトブログは文字コードがUTF-8指定されているため、中国語を直接入力することができます。中国語学習系のBLOGがエキサイトブログに集中しているのもこのためです。

ポータル系のブログサービスでUTF-8をサポートしているのはエキサイトブログだけ。ポータル系のため知名度も相対的に高く、中国人閲覧者も日本の他のブログサービスと比べ圧倒的に多くなっています。

2005年の反日騒動ではデモ写真が掲載されたためにアク禁になったとも言われていますが、今回の原因は何でしょうか?指し当たって思いつくのは毒ギョーザぐらいしかないんですが。

現状の流れから考えるとあり得ない話ではありません。毒ギョーザ問題に対する中国側の対応は中央各部門及び河北省の担当部門の間で対応がマチマチだったのですが、先日の公安当局の会見で中国側の犯行の可能性をほぼ否定し、シラを切り通す方向で関係各当局の足並みが揃ったため、日本発の関連報道に関する記事はシャットアウトするつもりなのかもしれません。

ちなみにここで言う「日本発の関連報道に関する記事」には日本語のニュースは含まれません。基本的によほどの「危険情報」でない限り、日本語のサイトが規制対象になることはありません。日本語を理解できる人民はあくまで少数ですから。重点対象はやはり中国語。中国語を表示することができ、ユーザが自由に投稿できてしまうエキサイトブログは、中国当局にとって要注意な「危険情報」配信サイトなんです。

写真でなければ毒ギョーザか北京五輪絡みの中国語記事が問題視されているのかもしれません。グレートファイアウォールとも呼ばれる中国の金盾プロジェクトの一環である「危険情報」フィルタリングシステムはIPアドレス単位でリストアップするようなので、「問題情報」が掲載されているBLOGが一つでも、同じIPアドレスで運用されている他のブログも一括してNGとなります。

サブドメイン指定して「問題」のブログだけフィルタリング規制の対象にした方がバレにくいと思うのですが、まだ未対応の模様。技術的には難しくないと思うのですが、元々アメリカ製のシステムですから自由に調整できないのかもしれません。国産化の日はいつ……