长跑周

中国語新語

长跑周(chángpǎo zhōu

日本語訳

出勤日延長ウイーク(※解説参照)

単語

解説と補足

中国は休暇となる法定の祝日が少ない。春節(旧正月)、元旦、清明節(4月始め頃)、メーデー、中秋節(9月中旬)、国慶節(建国記念日)の6つである。

うち春節と国慶節は3日、その他は1日なのだが、経済効果を追求するため、直近の週末と組み合わせて連休とする。それはそれで良いのだが、この組み合わせ方が“中国特色”で面白い。

一般的に諸外国では、休日を「●月の第●週の月曜日」と規定することで連休を作るが、中国は休日が固定で、前後の土日を「動態化」することで連休を作る。

言葉で説明するとかえってややこしくなるので例を出そう。例えば、祝日があいにく水曜日の場合、祝日の直前の土日を出勤日とし、振り替えで月・火を休日とすることで、水曜日の祝日と合わせて3連休とするのだ。

もちろん、場合によっては、直前の土曜日と、直後の土曜日を出勤日とするというパターンもある。どのように組み合わせるのかはお上次第である。

そんな訳で、中国では法定の祝日の前に、7日連続出勤なる“长跑周”なるものが出現することがある。ハードな仕事をしている人には厳しいのでは、と思うのだが、中国のお偉い様にとっては、そんなことはどうでもよいことのようだ。

ちなみに今週の水曜日は清明節なのだが、直前の土日(3/31・4/1)が出勤日、月火(4/2・4/3)が振替休日となっている。そう、今日、中国はお休みなのだ。