日本の「ゴールデンウィーク」と中国の「黄金周」
ゴールデンウィークですね、日本は。今年は例年にない不景気で、半月ぐらい強制的に休みになった方もいるそうで。羨ましいのか羨ましくないのかは微妙なところです。
中国語を勉強しているのならば中国にもゴールデンウィークがあることを知っている方も少なくないと思います。 その名も“黄金周”。ゴールデンウィークは和製英語ですが、中国の“黄金周”というネーミングもこのゴールデンウィークに由来します。このことを知っている人はあんまり多くないんじゃないのかな。
ただ、中国の“黄金周”は消費を刺激することを目的として規定されただけに、まさにその名の通り“黄金周”でもあります。旅行関連業界にとっての“黄金周”ということで。ここでは人民は単なる消費者でしかない訳です。如何に人民にカネを吐き出させるのか……まぁ、資本主義とはそんなもんですけどね。ん?中国は社会主義国家だったような気がw
もっとも、メーデー(5月1日)から始まる“黄金周”は去年から取り消されてしまったので、今はただの3連休でしかありませんけど。その代わり、清明節、端午節、中秋節の三大伝統祭日が法定の「休日」になっています。これには愛国主義教育で民族主義を「煽り」、伝統文化を思いっきり美化しちゃったので、メジャーな祭日を休日にせよ、という世論の圧力が大きくなったことも影響しています。