北京春秋 私もイヌが怖い

ペットは面白いぐらい飼い主のモラルを反映します。で、中国では……犬は放し飼いが基本orz。狂犬病が伝染病による死亡理由の第一位を占める国ですから迷惑この上ありません。

※この話はこの記事に触発されたものです。⇒「北京春秋 イヌが怖い」(産経ニュース)

地方によって規定は異なると思うのですが、例えば北京では、都市部では大型犬は不可で一匹のみ、という数量制限があります。ちなみに犬にも戸籍があり、登記していない犬は発見次第即没収。血統物の高額種は転売されて云々……という話は主題から外れるので割愛w

この「登記」は毎年更新する必要があります。北京戸籍のない外地人も毎年更新しなければならないので待遇は同じ。ここ北京では外地人と犬は同じ扱いのようですw

一般に血統付きの犬は没収されてはかなわないので飼い主も積極的に登記するようですが、非血統種の場合は高額の登記費(たしか1000元)・更新費(同500元)を嫌って登記しないケースも多々ある模様。正規の獣医院では予防接種を受けるのに登記証が必要になるため、このような犬は狂犬病の予防接種を受けていないものも少なくないようです。要注意ですね。

そんな訳で中国ではかわいい小犬でも近寄らないようにするのが無難です。万が一咬み付かれたら即病院でワクチンを打ってもらってください。

狂犬病のワクチンで思い出したのがある小話(実話)。散歩中に犬に咬まれたAさん。慌てて近所の保健所に駆けつけますが、平日なのに保健所は扉が閉まっています。そこで保健所に電話をかけると……

「今日は端午の節句だから保健所は休みアルね。傷口は自分で処理して明日来るアルね。」

との暖かいお言葉w

端午の節句は法定の休日でもなんでもありません。キレたAさんは保健所の監督部門である市の衛生局にクレームの電話を入れます。すると……

「今日は端午の節句だから衛生局は休みアルね。明日また電話するアルね。」