ChineseWriter10 (チャイニーズライター10)プレビュー
高電社のチャイニーズライターがバージョンアップしました。
ダウンロード販売がなく、中国への郵送に追加料金がかかるため、まだバージョンアップしていません。近日中に一時帰国する予定なので、その時に持って来るつもりです。
レポートはバージョンアップ後に改めて書く予定ですが、ここでは先にプレビューとして主な変更点を見ていきたいと思います。
予測変換入力
今となっては各所でお馴染みの予測変換入力。9まではなかったんですね。ようやく追加です。
顔文字入力
顔文字がワンクリックで入力できるそうです。
中日辞書ビュア(辞書連動機能)
変換候補の中国語を内蔵辞書で参照できる機能。中国で中国人向けに配布されている中国語IMEにはこの機能はありません。10では5つの辞書を参照できるようになりました。
中中辞書追加
ついに……というかようやく……というか、中中辞書が追加されました。辞書を多用しているワタクシ個人としては非常に評価が高い部分です。
音質アップ
合成音声の音質が向上しているそうです。8から9で劇的に改善されましたが、10ではさらに良くなっている、ということでしょうか。入手後のお楽しみです。
学習プレミアムとOCRプラス
用途によってプラスαとして中国語学習機能や多言語OCRを追加したモデルもあります。
まとめ
この他にも機能改善されているところが多々ありますが、それは使ってみてのお楽しみ、ということで、後日レポートします。個人的には、中中辞書が追加されたのが非常に助かりますね。ワタクシの場合は主に辞書を利用しているので、辞書の拡張は大歓迎です。
電子辞書ではかなり早くから中中辞書が追加されているので、チャイニーズライターでも追加されないものか、とずっと待っていたのですが……
でも、そんなことをしている間に、電子辞書ではキヤノンのワードタンクZ900が小学館と講談社の中日日中辞典を同時収録してしまうなど、辞書機能の点では一歩先を行かれてしまっています。まぁチャイニーズライターにとっては辞書機能は数ある機能のうちの1つでしかないので直接比較するのはフェアではありませんが。
オムロンの「楽々中国語」は開発終了となり、今や独壇場となってしまったチャイニーズライター。競争がない分開発速度が遅くなってしまうのではないのか、と心配しています。
気になる価格については、「中国語ハンドブック」の方で各ショッピングサイトの価格をまとめています。