中国で運転免許を取得する

中国では国際運転免許証が使えないため、新たに免許を取得する必要があります。ただし、国外の運転免許がある場合は実技が免除されるので、筆記試験だけで取得することができます。北京で運転免許を取得(日本の免許からの書換取得)しましたので、ここで手続きの方法などをまとめておきます。

準備するもの

1.日本の運転免許証
(1)原本
(2)コピー1部(裏面も必要)
(3)中国語翻訳1部(翻訳者のサインが必要、誰が翻訳しても良い。北京での手続き機関となる車両管理所総所にはフォーマットが置いてあり、簡単に翻訳書を作成することができるようになっている。)
2.パスポート
(1)原本
(2)コピー1部(写真があるページ)
3.居留許可(パスポートのビザのページに貼られている「中华人民共和国外国人居留许可」)
(1)原本
(2)コピー1部
4.写真
4枚。サイズは1寸。カラーで背景は白。(4枚のうち2枚は申請書と健康診断書に貼り付け、残り2枚は窓口で提出します。おそらくは車両管理所でも購入できると思いますが、わたしは事前に用意しておきました。)
5.机动车驾驶证申请表(いわゆる申請書)
車両管理所に置いてあります。ホームページからダウンロードも出来ますが、わたしは当日車両管理所で記入しました。
6.机动车驾驶人身体条件证明(いわゆる健康診断書)
こちらも車両管理所に置いてあります。ホームページからダウンロードも可。健康診断書を発行できる指定病院にも置いてあるので、わたしは写真を持参して病院で記入しました。

手続方法

FESCOに代行を依頼してもいいですが、手続き自体はそんなに難しくはないので、多少なりとも中国語ができるのならば、自分でやった方が安上がりです。親しい友人でもいれば、付き添ってもらえば中国語ができなくても大丈夫かと。

以下に北京で手続きする場合の手順を紹介します。

1.健康診断

健康診断書を発行できる指定病院で健康診断を受けます。たくさんあるので地図で検索して近場の病院を探してみてください。

病院によって名称は多少異なると思いますが、名称に“体检”という文字が含まれているところに行けばまずOK。診断書のフォーマットは持参してもいいですが、たいてい病院側で用意されているので、その場で記入しても構いません。

検査といっても簡単なもので、ほとんど形だけです。視力を聞かれたら5.0(日本の1.0に相当)と答えればそれで終了。あとは身長と体重ですが、自分で記入するケースもあれば、医者が聞いて記入することもあるようですが、いずれにせよあっさりと終了します。

最後に写真の上にかかるようにハンコを押してもらいます。検査料は10元です。

2.申請

北京市公安局公安交通管理局車両管理所外事科で申請します。

公共交通機関はバスしかないので、ちょっと不便です。外事科は正面玄関から入って左側に回り込んだところにあります。建物内に案内があるので、それに従うこと。

外事科では番号札を取って、呼ばれたら必要書類を提出するだけ。申請書と翻訳のフォーマットがあるのでこれらは当日記入しても構いません。書き方がわからなければ、外事科入り口の案内係にでも聞けば良いのでは。

パスポートと免許証は確認するだけなので、すぐに返却されます。書類に不備がなければ試験日を指定します。試験は午前の部(10時)と午後の部(2時)から選択します。以前は午前9時と10時だったようですが、変更したようです。毎日行われている訳ではないようで、わたしはの場合は申請日から10日後の水曜日でした。試験日は込み具合によって前後するようです。最後に4番窓口で試験料50元を払い、受験票をもらいます。

3.試験

試験会場も申請を行った外事科になります。試験数分前になると二階の試験会場へと誘導されます。

席は固定ではないので、適当に座ってください。受験票に記されている受験番号(流水号)を入力することで受験者を特定します。入力したら表示される自分の氏名を確認して、試験言語を選んで、勝手に試験を始めます。一斉に始めるという訳ではないようです。

試験言語は8種類から選べます。中国語の他に英語、日本語、ドイツ語、フランス語など。日本語はかなり怪しい日本語のようですが、わたしは中国語で受験したのでどの程度怪しいのかはわかりません。

試験はパソコンで行います。すべて選択問題で、二択40問と四択60問から構成され、90点以上で合格となります。出題される問題はWEBで無料で公開されているものとほぼ同じ。日本語版もFESCOで販売されている問題集とほぼ同じようです。問題集をちょっとやっておけば、まず間違いなく受かります。

わたしは中国語版をWEBで練習しておきましたので、あっさりと終了しました。本番ということでかなりゆっくりと解いていきましたが、それでも15分そこそこで終了。WEBの模擬試験では10分程度あれば全問解けてましたから、慣れてしまえば簡単なものです。試験時間は45分ありますから、そこそこ中国語ができる人ならば、中国語で受けてもいいと思います。中国語版はWEBで無料で練習できますから安上がりです。ちなみにわたしは100点でした。

終わったら受験票を持って前に座っている試験監督官のところへ行き、印刷された試験結果にサインをします。受験票にはスコアが記入されます。

4.郵送手続

免許証は後日外事科へ取りに行ってもいいのですが、郵送してもらうことができるので、その方が便利です。郵送手続は試験終了後に外事科の4番窓口(受験料を支払ったところ)で行います。免許証の制作料として10元徴収され、領収書を渡されるので、それを持って郵送手続き窓口で郵送手続を行います。

郵送手続は外事科ではなく、正面玄関から入って正面にあるメインホールの2階で行います。場所は2階に上がって最も奥の窓口。EMSの記入用紙を渡されるので、そこに郵便番号と住所、氏名を記入し、受験票と合わせて提出します。郵送費は20元。

わたしの場合は水曜日に受験して、金曜日に郵送されてきました。

直接受領する場合は、3営業日後に外事科で受領します。

まとめ

免許証は日本のそれとかなり異なり、二つ折りビニールケースに左右一枚づつカードが入ってます。左側が日本の免許証の表に、右側が裏に相当するような感じ。有効期限は6年間で、試験日が基準日となってます。

身分証明書として使用したパスポートが証号として記載されているので、パスポートを更新したらまた免許の方も書換しなければならないような感じです。

ちなみにですが、わたしの場合、申請の段階でちょっと引っかかりました。日本で新たに免許を更新してから中国で申請したのですが、日本の新しい免許に馴染んでいないようで、ニセモノ扱いされかかりました。散々待たされた後OKが出たのですが、日本の免許証のフォーマットが変更されてから、北京で免許申請をした日本人はいなかったのでしょうか。もしかしてわたしが第一号……。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

    関連する記事は見当たりません…